2019.01.10
北九州市小倉北区の花屋 フラワー&バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。
中国とアメリカが関税の掛け合いで貿易摩擦?貿易戦争?
カタールと国交断絶。
年明けTPPが発動。
ここ数年新聞を取ってませんし、TVもあまり観ませんがそんなことぐらいは知ってました。
今朝、友人のバルーンを扱ってる花屋さんがヘリュウムガスを販売するためボンベの販売免許を取ったとか・・そんなやりとりをしてました。
ちょうどその時、当店にヘリュウムガスを卸してくれてる業者の営業さんがご来店。
因みにヘリュウムガスはバルーンを浮かばせるときに使います。
めったに来ない営業さんが
「実はちょっとお願いと申しますか・・」
「あー値上げですか?」
「いえ、そんなゆるいお話しではございませんで・・」
と、切り出された話。
ヘリュウムガスは国産はほとんどなく主に米国、そしてカタールからの輸入品。
冒頭でも書いたとおりカタールとは国交断絶中ですので入ってきません。
残りは米国頼みなのですが、その米国が国内宇宙事業に力を入れるとかで輸出を制限。
当然その価格も上がるわけです。
ヘリュウムガスは我々のような娯楽にも使用されますが大きな需要は、医療分野と研究分野。
中国の半導体企業が今は元気で多少高くてもヘリュウムガスが必要って事で、かなり流れてると。
と、なると日本への供給は極端に減るわけでその少ない資源も値上げとかでなんとかなるレベルでもないらしく、優先分野の医療や研究に回される。
ウチの問屋さんが出した結論は「問題が解決するまで、バルーンなどの娯楽需要の取引先にはすべて取引中断」
そう、ヘリュウムガスが入手できなくなったんです。
交渉の余地もないし、すぐさま朝メールしてた友人に情報流しました。
そちらでも裏をとってみたら確かなに危機的状況だと。
で、今動いてるヘリュウムだけでも確保しようと2人とも動いて、私は若干量確保。
すると友人が動いてくれて今までよりはかなり高くなるけどここしばらくは入荷できるように手配してくれました。
ひとまずは安心なのですが、先行きは誰も全く読めません。
思いがけず国際問題に翻弄されてしまいましたが、このまま様子見るしかありません。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、ヘリュウム入りのバルーンは若干値上げさせていただきます。
そんな本日の午前中でしたが、開店前には若松恵比須神社の十日戎、ゑびす祭に行ってお参りしてきました。
なんとか首の皮一枚繋がったのは御利益でしょうか?
すぐに行動して解決策を見つけてこれ以上どうしようもないことは思い悩まない。
TPPで安くなったOGビーフでも食べながら体力付けて商売頑張ります。