2019.01.02
北九州市小倉北区の花屋 フラワー&バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。
脳出血の手術後、肺炎にかかり一時は緊張した状態でしたが気管切開のおかげで肺炎も治まり、1ヶ月ほどで喉の麻痺も治ってきました。
喉に付けていたカニューレも取れ、少しずつ食事も出来るようになりました。
出血したのが小脳だったため、半身麻痺などは出ませんでした。
ただ小脳は、バランス感覚、言語などに麻痺が出やすいとのこと。
これも回復していく中でどの位回復するか?麻痺が残るのか?は分かりません。
脳外科の先生に聞いたのは小脳の疾病の場合ちょうど酔っ払ったときと同じような症状が出ると言うこと。
「酔っぱらいと話してても、つじつまが合うし記憶もちゃんと覚えてて、でも翌日酔いが覚めるとその時のことは覚えていないでしょ?。
千鳥足もバランス感覚に障害を起こすからフラフラと歩くんですよ。」
そんな説明でした。
当時「今の状態は意識レベルが15あるとしたら10~12くらいだと思います。15に戻ったとき今の会話はおそらく覚えておられません。
また、脳は一度死んだ細胞は2度と復元しません。でもそれを補おうとバイパスのようにいろんな細胞が繋がろうとします。その時はものすごく疲れます。
今、眠ってる時間が多いのもその影響だと思われます。」
とのことでした。
随分回復してくると、リハビリ期に移ります。
ガンの治療のこともあるし、このまま入院している病院でリハビリ継続して婦人科にもかかりながら様子を見ていく・・そんな風に希望していました。
しかし・・脳外科の先生に
「脳の出血の場合、手術から大体3ヶ月のリハビリで急激に回復し大体回復状態が分かってきます。次の3ヶ月で緩やかに回復し3ヶ月後からは回復はもっと緩やかになり止まります。
早期のリハビリが必要でその方が回復が早いと思われます。この病院ではリハビリ施設やプログラムに制限があるので、リハビリ専門病院に転院してリハビリを継続された方が良いと思います。」
そんな風に言われ、婦人科の先生とも相談し転院を決心します。
医療連携室に希望を伝え病院空きベッドを探してもらいました。
幸い、店の側の北九州中央病院に転院が決まりそちらでお世話になることに。
北九州中央病院でリハビリをしながら、医療センターの婦人科外来に定期的に受診してガンの進行状況を診てもらいリハビリを継続、それぞれの病院の先生が手紙や電話でやりとりして情報共有を行う、そんな状態が1ヶ月以上続きました。
言語や目にも障害が出ましたが、リハビリ病院でのリハビリプログラムとリハビリ担当の熱心な対応のおかげで少しづつ回復していきました。
当時は婦人科の先生から「一人で2時間ほど座れるくらいに体力が回復しないとガンの治療に移れません。」と言われてたのでガンの進行とリハビリ回復の競争でした。
以前の抗がん剤の抑制力が切れ始め、ガンがまた大きくなり始めた頃ようやく座れるくらいに体力が回復。
ガンの治療に移りました。
初めて北九州中央病院に転院したのが3月19日、脳出血起こしてから49日目。
その後ガンの治療のため北九州医療センターに戻ったのが4月25日、座れるまでに37日かかりました。
それからまた抗がん剤治療を3回、2つの病院の入退院(転院)を繰り返しました。
ですが、抗がん剤治療のあとは、かなり身体にダメージが出て思うようにリハビリできません。
ほとんど体力は前進せずホントに3歩進んで2歩下がる状態。
それでも3回の抗がん剤治療を頑張り、卵巣癌の手術を行ったのが6月27日、ガンと診断されて入院してから半年以上が経っていました。
手術は7時間ほどかかりましたが、無事に終わりました。
ただそれから、まだまだ大変なことが待ち受けていました。