花持ちの不思議・産地編 - 北九州市小倉の花屋 フローラルポート[Floral Port]

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花持ちの不思議・産地編

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2021.03.15

マラソン大会の募集要項が発表になる度に値上げされててとても気軽に参加できなくなってきたと感じる、小倉北区の勝山公園前にあるフラワー&バルーンギフト専門店 フローラルポートの福田智雪です。

シューズも例のナ〇キのシューズから値上げ競争みたいになってるし・・走るだけならお金かからないから・・と始めた競技だったのに(涙)

 

 

先日友人と食事してて、「同じ季節に同じ場所に飾ったチューリップが買う店が違うとなぜ花持ちが違うのか?鮮度が違うって事?」と質問され。

「結構みんな知りたいことだと思うよ」なんて話を聞き。

まぁ、業界の常識は一般の非常識なんて話は結構あるのでブログに書いてみようかと。

 

前出の質問、結論から言うと見てないので答えは分からないけれど、考えられる要因は複数思い当たる。

たくさんありすぎて一度に書くと、晩ご飯食べ損ねるので数回に分けて。

 

まず花は、農作物だと言うこと。

野菜や、果物と同じですね。

 

野菜や果物って、同じ品種でも産地によってできが違う。

分かりやすく言うと同じイチゴの「とよのか」でも産地や作り手によっておいしさとか甘さとか大きさ、歯ごたえって違うでしょ?
お米もそう、魚沼産ってだけでコシヒカリの値段が違ったり・・。

花も同じで、その作物に適した気候かそうでないか?あるいは生産者が試行錯誤したり最新の設備を使ったりして技術革新しているか否かによって花の大きさや長さ、花持ちや発色ってかなり違います。

 

同じ○○県の農協から出荷されたスィートピーでも山の斜面の方向が違うだけで随分品質が違います。

昔は花屋さんも原因不明で片付けてたのが、その辺のからくりがだいぶ透けて見えて来てて、私は産地や生産者で(もちろん季節ごとに変えてますが)仕入れることが多いです。

 

その生産者も、色々技術を進歩させてる方もいらっしゃいますが、昔のまま同じ事を繰り返してる方もいらっしゃいます。

まぁ、その辺花屋も同じですが・・。

 

ハウスや薬剤、肥料散布もIT化が進んでて人手不足を設備投資で補われてる生産者も結構いらっしゃいます。

昔のビニールハウスも今は温度や湿度に応じて自動で開閉するガラス温室だったり、水やりも自動になってきてたり。

日照不足を補うライトもあります。

ただ設備投資はん千万になることもあるとか・・。

 

ただ、物づくりはやはり人。

人柄は大事だし、良い花を作ってる生産者の圃場(ほじょうと読みます。いわゆる畑などのこと)は例外に漏れず綺麗です。

因みに、当店が仕入れてる福岡県・山口県・広島県・長崎県・熊本県の花の6割くらいの圃場にはお邪魔したことありますし、7割くらいの生産者にはお目にかかってお話しました。

 

もちろん鮮度(採花日)も重要な要素ではありますが単純に新しければ良いというもんでも無い。

その辺の話は次回に。

 

と、言うことで今日は産地によって同じ花でも【出来が違う=花持ちも違う】と言うお話しでした。

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