2016.04.24
北九州市小倉北区の花屋 フラワー&バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。
「ハイ、いいですよ。なんでしょう?」
その返事には1点のくもりや、懐疑心も無く、この言葉が出るまで0.3秒とかからずに返ってきた。
花市場の職員で、ちょっとお荷物君というか、ちょっとヌケさく君。
入社して数年経つのにいまだに怒られてばかり。
花屋さんからのクレームもダントツに多いんだとか。
昨日のブログの続きとして言うと、忙しそうにしてるけど要領悪いだけ・・みたいな(笑)
それでも自分が関係の深い荷物の担当だから、ずいぶん前から、脅して、褒めて、確認して、何度も言って。
・・と、少しずつ自分の言うこと聞くように仕立て上げたH君。
最近では人間関係もできて、色んなことを頼んだりする。
以前は、嘘でごまかそうと言い訳してたけど、都度見破られるものだから私に対して嘘はつかなくなった(と、思う)。
そもそも、人に嫌われない雰囲気持ってるし、愛嬌もあるし、そんなに彼のことが嫌いなわけでもない。
今日、明日ちょっと頼みたいことがあって市場にいるH君に電話。
「明日、ちょっと頼みたいことがあるんだけど・・・。」
その時の返事が冒頭の返事。
自分もそうだけど、「ちょっと頼みたいことが・・」なんて言われるとどんなに仲のいい人からでも、どこか構えてしまうところがあると思う。
結果的にはその人の頼みなら聞くに決まってるんだけど、0.3秒のうちにちょっと躊躇する心が生まれてしまう。
なので自分が「ちょっと頼みたいことが・・・」と言ったときには相手もそういう空気を醸し出してくるもんだと、先入観で決めつけている。
それがなんの曇りもなく、「ハイ、いいですよ。なんでしょう?」なんて言われると、すごく気持ちがいい。
人の頼み事を引き受けるときは、こう返事するもんなんだ。
50年以上生きてきて、初めて学んだ気がする。
引き受けられなければそのあと丁重にお断りすればいいことだし、まずは相手に信用してもらったことに対する敬意を表するという意味でも必要だと感じる。
明日、H君のことは彼の上司に報告して褒めておこうと思う。
あっ、でもH君が私のお願いをきちんと遂行してくれるかどうかは、別の話だけど・・。