2023.09.04
今朝のワイドショーでインタビューやロッカールームの映像が映って泣きそうになった、北九州市小倉北区、勝山公園前にあるフラワー&バルーンギフト専門店 フローラルポートの福田智雪です。
昨日テレビ見られなかったので遅まきながら喜んでました。
さて、今年の水上マウンテンパーティー参戦記。
九州で屈指の難関コース、ロングの部へ今年も昨年に引き続き「ガチRUNの山の女王・楊端和様」と参戦。
内臓疾患や諸々でまだまだ本調子ではない楊端和様。
「んじゃ今年も一緒に行きますか」
ってことで、同行させてもらいました。
このコース特に前半は勾配のきついトレイルが名物で、手をついて登るような急坂をひたすら登ります。
スピードあげて登ると心肺機能が一杯一杯になって息が吸いにくくなる楊端和様。
それでも何度もちょっと立ち止まりながら脚を進めました。
昨年は5月末開催、今年は9月頭ってことで暑さを考慮してか?途中の関門も30分ほど時間が延びてました。
第1関門は昨年と同じ位のペースで到着。
ここまで来れば・・と思ったのが間違いで暑さで思うようにスピード上がらず。
第2・第3関門をあまり余裕なくなんとか通過。
後半にさしかかり「間に合わなかったら先に行ってください」と、楊端和様。
途中、応援に立っててくれた仲間も「ちょっと危ないかもしれません」と。
「這ってでもゴールしたい」スタート前にそう確認してたので、本人にも仲間にも「ここまで来たらゴールまで連れてく」と。
途中のエイドステーションでスタッフと会話してる人の内容聞いてると、制限時間に間に合いたいけど・・という思いはあるものの最後登り5キロのロードがあるので半ばあきらめてる感もある。
その最後のロードの余力も残さないといけないし、関門にも間に合いたい。
心肺機能は落ち着く暇なくかなり疲弊してるはず。
上り下りのペース調整しながらできるだけフラットなレース運びができるように・・。
そういう自分も脱水などで足が攣り始める。
転んだ瞬間に攣ったのか?攣ったから転んだのか?よくわからない転倒したり(笑)
なんとか、だましながら時間が読めるところまでさしかかり、
「間に合わないかもしれない」(ココの時点で頭も回らなくなります)そう焦る楊端和様を「大丈夫だから・絶対間に合わせるから」となだめ焦らせないように・・。
最後の関門を15分前に通過。
ここまで来れば大丈夫。
最後、5㎞の登りのロードを最終エイドで待っててくれた仲間も併走してくれながら、安全に少し急ぎながら走ったり歩いたり。
制限時間約10分前にゴールできました。
文章ではうまく伝えられませんが楊端和様の今回のレースは壮絶。
過呼吸気味になったり、ゼーゼー言いながら息が吸えなくなったりを何十回、なん百回繰り返したことか。
賛否はあるでしょうけど、個人的には本人の意思を尊重すべきだと思っています。
自分だとあれだけの極限状態に身体が何度も陥ると心が折れてしまいます。
1日かけてすごいもの見せてもらいました。
トレイルで救急車も入れない、前後に誰もいない、恐怖と戦いながら極限状態で走りきった彼女はまさに山の女王。
ゴールできてホントに良かった。
楊端和様には許可なく書きましたが、
関係諸氏、本人と会ったら是非ねぎらいを。