2022.07.30
昨日のブログ「珍しく花の事が書いてあって・・」といわれた、北九州市小倉北区、勝山公園前にあるフラワー&バルーンギフト専門店 フローラルポートの福田智雪です。
正真正銘、花屋のブログですっ!
と、言うことで観葉植物の話。
前にも書きましたが、コロナ禍になり観葉植物の需要が高まりただ今全国的に観葉植物不足です。
数日で、大きくなるものでもなくしばらくはこの状況が続くものと思われます。
今まで、観葉植物も生産者を選んで仕入れてました。
ある地方の観葉植物は赤土みたいな土に植わってるため仕入れなかったり・・。
最近はそんなことを言ってると観葉植物の品揃えがおぼつかないため、良さそうなものがあると仕入れて、土が悪い場合自店で土を替え、植え替えて販売してます。
先日、たまたまお客様のオーダーと条件の合うものが出荷されてたため仕入れました。
状態も良さそうで姿も良い。
ただ、デリケートな観葉植物で環境の変化で葉が散ったりするものもあるので、しばらくお店で様子を見ることに。
すると2~3日して葉が散り始め3日後にはほぼ丸裸。
販売しなくて良かった。
温かい時期は剪定するとまた葉が出る場合もあるので切り戻して様子を見てたら少しずつ新芽が出始めました。
が、ある時点で止まってしまい何となく調子悪い。
本日土を替えることに。
鉢から上げて周りの土を落としていくと・・・???
10号の鉢に5号の硬質ポット(簡易植木鉢のようなもの)に入ったまま土を被せてあるだけ。
横に張れない根が下の小さな穴からはみ出てる状態。
これじゃ水や養分を充分吸えない。
硬質ポットを鋏で切り(下の穴から出てる根を傷つけないようにポットを取り除くのが大変)新しい土に元肥を加え植え替えました。
こんないい加減な生産者ばかりではありませんが、市場に出荷して花屋が買えばハイ終わり的な生産者も少なくありません。
市場を通してクレーム言っても上手く伝わるかどうか・・
それ以前に市場の職員がきちんと伝えるかどうかさえ疑問。
お客様はそんなことは知らないのは当然で、「あそこの花屋で買った観葉植物はすぐ枯れる」ってな話になりかねません。
切り花も同じようなもの。
良い生産者ばかりとは限りません。
結構気を遣い、知識と情報の必要な業界です。