2016.03.21
北九州市小倉北区の花屋 フラワー&バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。
今日はめずらしく長文です。
心されたし(笑)
同級生や友人がよく花を買ってくれます。
そりゃ、よそで買ったことがバレると福田がうるさいから、仕方なく買ってくれてるんでしょう(実際うるさいし・笑)
私自身も何かあると花を贈ります。
花をもらうと嬉しいと言うことを分かってもらいたいから。
たとえ花屋のオーナーからもらっても嬉しいはずだから。
花屋さんにだって花を贈ります。
花をもらうことが少ない花屋さんは、花をもらったときの感動を味わうことができないから。
先日のホワイトデー、バレンタインにプレゼントをいただいたのでお花をお返しさせていただきました。
一昨日、その中の一人の友人が「この間、もらったような感じのお花を、何カ所かに御礼用で贈って欲しいんだけど」と。
もう、思惑通り(笑)
しかもその友人、住まいは福岡市。
そして贈り先はこれまた福岡市近郊。
わざわざ北九州にしなくっても・・・って話。
やっぱりバレるとブツブツ言われるから、とりあえずこちらに振ってくるという(笑)
一昨日当店から送ったお花が、昨日届いてその友人に御礼の電話が入ったようで・・・その報告を私にしてきてくれました。
「みなさんから、感動して電話があったよ。
無事に届いてよかったー。
可愛いお花で、感動していただきました❣️
ありがとね。」
そして・・
「今日ね、涙が出たって皆んなから言ってもらえたよ。
みんな、すごく素敵なお花だって褒めてくれました。
あらためて、お花のチカラはすごいね!」
だって・・・。
追加でもう1件注文もらって、そのお花は本日到着。
贈り先の方には家族同然のワンちゃんがいて、今日がそのワンちゃんの1周忌。
ワンちゃんの名前と連名で贈っていたものだから、「御礼の電話で号泣されてた」と、また報告もらいました。
友人は有り難い。
こんな事を細かく報告してくれるし、そこにおべっかや世辞がないから。
人や世の中を幸せにするためにすべての仕事は存在するわけで、それを目の当たりにできる花屋という仕事はやはり素敵な仕事だなと。
言うなれば「幸せ一次産業」。
ただこの「幸せ一次産業」が成り立つには二次産業、三次産業が必要だし、当然存在するわけで、そこの人たちはなかなかこういう場面に遭遇できない。
車の小さな部品を作ってる街工場の工員さん達は、車が納車されて喜んでる家族の笑顔を見ることが出来ないわけで。
見えないとその存在を知らなかったり、実感できなかったりするんじゃないかと。
でも仕事って、そのことを知った方が絶対楽しいわけで、モチベーションだって全く違うものになる。
今日思ったのは、その話を聞いて自分が感動したこと、お花を贈った方の感動、そしてもちろん贈られた方の感動。
これを、お花の生産者や、花市場などお花の流通に携わってる方々、資材を作ったり販売している方々など、直接お客様の感動を目の当たりにできず、幸せの場面に遭遇できない仕事をしている人たちに伝えるのも花屋さんの役目じゃないのかなと。
だって、自分が作った花で人が感動して泣いたり、自分が勧めたラッピングで包まれた花束に感動してもらえたなんてこと知りたいだろうし、知った方が仕事が楽しくなるし・・。
営業マン(花屋)だけが頑張って仕事したって良い仕事はできないし、また売る物がなければそもそも花屋できないし・・。
書いてる本人の意図とは逆に(笑)、以外と業界関係者に見ていただいてるらしいこのブログ。
伝える手段として長文書かせていただきました。
いやー・・・花屋って本当に素晴らしい仕事だ。。
と言うか・・花業界もっともっと頑張りましょう!