2016.11.28
北九州市小倉北区の花屋 フラワー&バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。
地元スペースワールドのこの事件
「魚5000匹氷漬け」スケートリンク中止 「残酷」批判受け スペースワールド
なぜ気がつかないかなぁ・・なんて思ってたら、コンサルタント、竹内謙礼氏の、この記事見て納得(笑)
【「おかしい」って気づかないものですよ】
このスケートリンクに魚を入れちゃう話とか、ファブリーズがくさやと匂い対決する話とか、最近、おかしな事件が連発して発生しています。で、その書き込みを見ると「なんで、こういう企画を実施する前に誰かが『これはオカシイ』って気づかなかったんだろう」っていうコメントを目にしますが、私は「そりゃ気づかんよ」という立場で見てしまいます。
というのも、結構、自分が外部コンサルとして相手の企業を客観的に見る機会が多いのですが、大なり小なりどの会社も「これはオカシイ」という闇の部分を抱えていているのに、案外、中で働いている人はそれは正しいと思い込んで仕事をしているケースが多いんですね。ありえないやり方で広告が運用されていたり、信じらないやり方で仕事が進められていたり。さらには、明らかに問題ありの人が社長の絶対信頼を買っていたり、どうしようもない取引先が、会社の重要なパートナー企業として利益を貪っていたり。こんな感じで「働く」という日常は、いつのまにかその世界が「常識」になってしまい、おかしなことに気づかなくなってしまうものなんです。
へんな例え話ですが、私の実家の竹内家は、子供の頃からお餅にバターと砂糖をつけて食べています。これ以外にお餅の食べ方は教わらなかったので、醤油やきな粉をつけてお餅を食べるのを初めて見た時に「うげぇぇ、マジ信じらんない!」って感じになりました。でも、その後、いろいろ外の世界を見るようになって、竹内家のお餅の食べ方のほうが明らかにオカシイと気づいて、ようやく社会の常識が分かった感じです。
まぁ、お餅の話はスケールが小さいのでイメージがわかないかもしれませんが、要は中の人間というのは、社内を「常識」と思い込んでしまい、社外を「非常識」と思ってしまうもんなんです。だって「非常識」に気づいた人はみんな会社を辞めていきますからね。結局、常識と非常識の境目が分からなくなった人ばかりが社内に残るから、余計に判断力が鈍くなってしまうんです。だから、今回も、社内も社外も、みんな「いつものお仕事」「これがうちの会社のやり方」で、受け止めてしまったんだと思います。
僕が子供の頃にお餅にバターと砂糖をつけて食べていたみたいに。もしくは「オカシイ」と気づいていたんだけど、ケチつけて仕事が増えるのが嫌だったり、「じゃあ、代わりに代替え案はあるのかよ」と言われるのが嫌で「俺、知らねー」で意図的に無視していたり。案外、組織というのは、多少無責任になっても回るものですから、「これはオカシイ」と気づいて口にする人は少ないものです。
案外、「なんでこんなオカシな企画を誰も気づかなかったんだ!」って言っている人ほど、自分はおかしくないと思い込んでいる可能性もあるから、気をつけなくてはいけないかもしれません。僕がお餅にバターと砂糖をつけて食べていたみたいにね。
言えてるなぁ・・と。
花業界でもおかしいと思うことたくさんあるし。
そういう自分や自分のお店は、おかしいことやってないか?よく考えることと、社外の相談役を持つことが大事だなと。
さて今晩は、速くて若い人たちが集まるマラソン練習会に行ってきます。
おじさんは、ケツたたいてもらわないと自分で追い込めないから(笑)