壱岐ウルトラマラソン参戦記(前半戦) - 北九州市小倉の花屋 フローラルポート[Floral Port]

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壱岐ウルトラマラソン参戦記(前半戦)

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2018.10.22

北九州市小倉北区の花屋 フラワー&バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。

 

昨年のこのレースのリザルトが11時間35分。

昨年より走り込んだつもり。

で、今年の目標は11時間切り。

そうは言っても、出来れば10時間に近い11時間切りがしたい・・。

そんな風に己の力を過信したのがそもそもの間違いだった。。

 

5時ちょうどにスタート。

ウルトラの場合スタート位置はあまり影響しないし、今回参加も500人程度。

それでも前方からゆるりとスタート。

 

このコース前半戦、細かいアップダウンがいくつもあって結構脚に来る。

それでも快適に5分30秒~45秒/㎞くらいで入る。

風邪の影響、寝不足の影響なさそうだし大丈夫・・としっかり走れてたと思う。

 

途中で、「ガチRUN」Tシャツ着てるもんだから北九州から来た人に声かけてもらったり・・。

それでもマイペースとペース上げるでもなく走ってた。

 

25㎞を過ぎ30㎞過ぎた頃からなんだか怪しくなり、脚が痛いし、気持ちも前に向かない。

とうとう歩きを挟みだした。

「あ~やっぱり風邪の影響かな?」なんて思いはじめるともう気力が風前の灯火。

 

そんな弱気の自分がいる反面、「コース上で会いましょう」「中間エイド(同時に50㎞レーススタート地点)で、待ってます」

50㎞に参戦する友人達との約束が思い出される。

なんとか中間エイドまで。。

 

同時に、ウルトラマラソン経験者なら分かってもらえると思うけど、ウルトラレースは必ず脚が復活する。

ただ・・これがどこで復活するかは分からない。

30㎞で潰れた事なんて無いからなおさら脚の復活を信じられない自分がいる。

 

中間エイドでDNF(途中棄権)しても良いか・・今回風邪だったし。

もう、頭の中は言い訳でいっぱい(笑)。

 

そんなとき、師とあがめるウルトラランナー「岩本能史」氏の著書の一節を思い出した。

 

スパルタスロン(ギリシャの246㎞走る過酷なウルトラレース)を走ったビギナーのとき、体調悪く棄権されたそうで収容バスに乗ったと。

そのバスには数十人が乗ってて早くにリタイヤした人も。

この時岩本師は最大の難関はクリアしてたそうで、バスの中で○○は越えた(地名は思えてない・汗)と少し自慢げに吹聴。

そのときバスの外を歩くように走ってる?ご年配の方を発見。

途端に自分が恥ずかしくなり、「自分は本当にもう走れなかったのか?」「本当に出来ること、やれることはすべてやったのか?」と自問自答したそうで、自分も外を走る男性のようによろよろでも進めたんじゃないか?と後悔の渦に巻き込まれたと。

 

そのことを思い出すと、自分もそうだ。

娘や、友人に『完走おめでとう』なんて言われても「完走は条件でタイムが欲しい。完走なんて這ってでもする」

自分を追い込むためとは言え、そんな風に豪語してたじゃないか!

まだ這ってない、歩いてる。

最後のラスボス、激坂は登れるか?

いや、その頃には復活してるかもしれないし、あとのことはその時考えよう。

 

そう言えば、岩本師はこうも言ってた。

『ウルトラは潰れてからがウルトラ。』

 

とりあえずは中間エイドだ。

50㎞がスタートする前に中間エイドに入ってリスタート切らないとコース上で会えないじゃないか!

時計を見ると微妙な感じ。

そこからは、少し走って歩いての繰り返し。

 

なんとか中間エイドに50㎞スタート30分前に滑り込んだ。

ただこの時、まだ脚の復活の兆しは見えず。

でも、ゆっくりしている暇は無い。

急がないと50㎞の部がスタートしてしまう。

とりあえず水分、アミノ酸、フルーツ、カレーとエネルギージェルを詰め込んだ。

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