壱岐ウルトラマラソン参戦記（後半戦） - 北九州市小倉の花屋 フローラルポート[Floral Port]

北九州市小倉北区の花屋 フラワー＆バルーンギフト専門店 、フローラルポートの走る花屋、福田智雪です。

 

中間エイドで食事して着替えていると昨年の年代別50㎞女子優勝のNさん発見。

今年は走ってないそうで、励ましてもらいながら写真撮ってもらい、杏仁豆腐の差し入れまでいただく。

昨日書きそびれたが、前半戦では2回トイレへ行き10～15分ほどロスト。

別にお腹を下してるわけでもなくなぜだろう？

ウルトラではトイレロスが多いような気がする。。

 

食事も早々に、エイドを出発。

50㎞スタートの15分ほど前だったか？

走り出しても脚はまだ復活せず。

歩いたり走ったり・・・。

 

歩いてるとき、ガチRUN仲間のY君が追いついてきて「大丈夫ですか？」と声かけてくれた。

スッゴいスピードで抜かれた気がする。

その後花屋仲間のSも追いついてきて冷やかしながら抜かして行きやがった。

悔しいけど、どうすることも出来ず。

 

しばらく1時間以上たった頃コースが平坦になりいくらか走りやすくなる。

この時間になると登りは脚が重く、下りは大腿筋に1歩ずつ激痛が走る。

平らな道をボツボツ走ってると、いくらか脚が復活。

ただ全復活とはいかず、スピード上げられず。

この時点で走行距離は70㎞前後。

その時走ってるスピードから逆算すると･･予約したジェットフォイルに間に合わないかも。

それでも、このあとペースが上がるかもしれない・・。

上り坂も緩い傾斜は走り、急坂のみ歩く。

下りは大腿筋が破裂しそうでスピード上げられず。

80㎞に到達する頃にはジェットフォイル乗船は諦め、最終のフェリーに乗らなければと目標修正。

 

ただこのコース最後にラスボスが待っている。

88㎞地点から2㎞の登り。

91㎞地点から6㎞の激坂アップダウン。

こりゃ無理かも・・・着替えずにそのままフェリーに乗り込むか。

そんなこと考えながら脚を進めた。

 

そして見覚えのあるラスボス前のエイドが見えたとき、フェリーもあきらめたし、翌朝の早朝仕事の段取りも考えられない。

ただ、昨年より大幅に遅れたタイムでも少しでも詰めたい。

13時間は切りたい。

ラスボスも登りを少しずつ走った。

 

そして登り切ったらあとは下り。

脚がいたいのをガマンして少しずつ速度を上げる。

周りはもうバテて歩いたり、ゆっくり走ってる人がチラホラ。

 

順位を上げたい。

100㎞の参加者と50㎞の参加者は背中に付けたゼッケンで識別できる。

追い抜く人数を数え始めてスピードを上げる。

 

脚はボロボロなのに、ゴール前だと分かるとなぜか走れる。

1人・・2人・・ゴールまで19人抜き、2人抜かれた。

ゴール前の橋を渡るとき、出航するフェリーが見えた。

ココが島なんだと妙に実感、今日は帰れないんだ。｡

 

そして、ゴールで花屋仲間のSに声をかけられ、ゴールではガチRUN仲間のY君が待っててくれて、写真まで撮ってもらった。
仲間の顔を見ると嬉しくてホッとした。

今度はもっとにこやかにゴールしよう。

今日のレースを考えると正直、嬉しくもなかったし、ホッとしただけ。

完走できて良かったけど、感動も無し。

 

13時間は切ったけど、もちろん昨年より順位も下。

そんな出迎えてもらった二人に言われたのは「フェリー間に合わないけど、どーするんですか？」

そうだった。。。

まぁ、何とかなるだろ。。。。